葉緑素にMgは遅れてくる?

トマトの種を播種したのが3月22日。

発芽、生え揃ったのが29日。

しかしこの時、半分以上のトマトの双葉が黄色かった。異様にきれいに。IMG_20180329_174936

要因として考えたのは、

  • 養分不足(窒素不足。マグネシウム不足…)
  • 水不足による焼け
  • 逆に水多すぎ
  • そもそも最初はそうゆうもん

育苗の培土はタキイのを使用しており、しっかり肥料が含まれているため養分不足は考えにくい。

水不足による焼けは、ないだろう…。水やってたし。焼けってゆう感じでもなかった。きれいに黄色くなってたし。

水多すぎ。これが一番ありそう…。発芽するまでは乾かさないように水やりまくったし。それで養分が流亡したとか。もしくは腐りに至りかけ、とか。ネットで調べても似たようなこと書いている人もいた。ただ、ネットでも結局理由はわからないみたいな結論が出てた…。理由がわからんということは、対処しようがないってこと。

で、「最初はそうゆうもん」。これであってほしいけど、一番楽観的な見方。

 

とりあえず、仮説としては水が多すぎることで何かが起こった、として、この後は水を切り気味に、日中は外に出して管理し、様子を見る。当面の目標は、これ以上の葉の黄化拡大を防ぐこととした。(一度黄化した葉は、基本元に戻らない。はず。)

 

約2週間後の4月10日。しっかりと葉は緑化し、成長している。黄色なんてどこにもない。

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…、あれ?なんで?黄色かったとこも全部緑になってる。

ここで因果関係のおかしな結び付け方をしてしまうと、今後の自分の知識や技術がおかしくなる。しっかりと見極める必要がある。

水を切り気味に、という対応が功を奏したのなら、正常に傾く傾き方に違和感がある。こんなきれいに緑になる?普通、黄色いとこ残らん?仮説におかしいとこがある?

 

色々な本を読み漁ってみると、葉緑素の構造を説明しているものを発見。

それによると、

葉緑素の基本的な構造は、ピロール環というロケットのような形をした五角形の構造を持つ物質が4つ集まり、その中心に後からマグネシウムが入り込んで、各ピロールを結び付けてできている。……(中略)……この葉緑素は結構不安定なことが知られている。たとえば、基本骨格のマグネシウムは、もともと葉緑素の骨格ができてから後に入り込んだもので、これを葉緑素から取り外すことはそれほど難しくない。…作物の葉の緑を長く保つのはなかなか難しいことなのだ。

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うん、やっぱりMg(マグネシウム)が関係してるに違いない。緑を保つのは難しいのか…。ん?「Mgは後から葉緑素に入り込む」?確かに、作物を全て見たわけではないけど、最初は白とか黄色い芽、葉が出てくる。今回のトマトの場合、緑から黄色になったんではなく、「最初から黄色」だった。で、今は全部緑。

と、ゆうことは、出した仮説の中で一番近いのは、「そもそも最初はそうゆうもん」てことか?まあでも、結果から見ればそれが一番ストンとくる。要は緑になっていく過程だったと。

けど、そうやとしたら、Mgが葉緑素にくっつくの遅すぎない?他の作物はこんな心配するほど遅くなかった。トマト特有のもの?品種特有のもの(フルティカってゆう中玉トマトで黄化が目立った)?

結局水が多かったから遅くなったとか?他の要因?…

とまあ、Mgはヒーローのように遅れてやってくるのはわかったけど、考えれば考えるほどわからなくなる…。真実は一体。

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